夏休みの宿題、読書感想文について
小学生の夏休みの宿題で大変なものといったら、多くの人が真っ先に読書感想文を思い浮かべるのではないでしょうか。
真っ白な原稿用紙を前に、ため息をつく…
そんな経験が私にもあります。
作文が苦手なうちの子はなおさらで、書けずに泣いていたこともありましたね…
読書感想文を書くというのは、小学生にとって、とてもむずかしい課題だと思います。
むずかしいけれど、やればとてもいい勉強になります。
だから、夏休みという、時間をたっぷり取れる時に頑張って挑戦しよう、という意味で宿題が出されるのだろうと思います。
読書感想文の長さは?
夏休みに学校の宿題として読書感想文を書かされる場合は、良い作品はコンクールに出品することになっている学校が多いと思います。
担任の先生の推薦や、校内審査をへて、選ばれた作品がコンクールに出品されます。
参加賞があるコンクールなどは、全員の分を出品してもらえる場合もありますが、多くの場合は、先生に選ばれた作品だけが出品されます。
担任の先生の「見ました」というハンコだけ押されて戻ってきた作品を見ると、「あんなに苦労したのにな」と、ちょっとせつないものがあったりなんかします(笑)
コンクールに出品するかもしれない、という都合上、コンクールの規定に従った文字数や枚数で、夏休みの宿題が出ることが多いんです。
参考までに、青少年読書感想文全国コンクールの学年ごとの規定の枚数を書いておきます。
1~2年生 | 800字以内 |
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3~4年生 | 1200字以内 |
5~6年生 | 1200字以内 |
原稿用紙に書く本格的な読書感想文の他に、読んだ本の紹介文や感想を10行以上とか、ノート1ページなどという宿題が出るときもあります。
どんな本を選ぶといいの?
読書感想文を書きやすい本、書きにくい本があります。
- 長すぎるもの
- むずかしい内容のもの
- 主題がわかりにくいもの
読んでおもしろい本でも、ホラーや悪ふざけ的なものは学校の宿題としては感想文を書きにくいでしょう。
お子さんが低学年の場合は、親が本に目を通して、書きやすそうなものを選んであげてもいいと思います。
国語の教科書に作品が載っている作者が書いた本を探してみると、書きやすい本が見つかりやすいです。
だいぶ前に他のサイトに書いた記事ですが、こちらもよろしければ参考にしてください。
→小学生の夏休みにおすすめ-読書感想
文を書きやすい本|家庭学習レシピ
読書感想文の基本の形
読書感想文には、基本の型があります。
- その本と出会ったきっかけを書く。
- 一番印象に残った場面や言葉を書く。
- その場面や言葉から思い出した自分の体験を書く。
- 本を読んで考えたこと、気づいたこと、学んだことなどを書いてまとめる。
テンプレートみたいで味気ないですが…
自分で考えて読書感想文を書けるお子さんには、こういった指導は余計かもしれません。
読書感想文をどう書いたらいいか全くわからない子には、これを教えてもいいと思います。
型を覚えて、ともかく自分の力で決められた枚数を書き上げる経験を何度かさせてあげるうちに、ふと回路がつながるかのように、作文のコツをつかむ瞬間がある。そこから先はぐんぐん作文が上達する。
そういう子もいるからです。
注意した方がいいこと
こんなところに注意して読書感想文を書くといいと思います。
本のあらすじを長々と書かない
あらすじは全く書かないか、できるだけ短くしましょう。
本を読んで思い出す自分の体験を具体的に書く
読書感想文というと、読んだ本について書くような気がしますが、そうではありません。
本を読み思い出した、自分の体験を書きます。
例えば、主人公の行動を読み、自分も同じような行動をしたことがあると思い出したとしたら、その自分の行動を具体的に書きます。
最後に
ここに書いたとおりにやろうとしても、うまく書けないという方がいると思います。
それであせる必要はありません。
読書感想文を書くのは、それだけむずかしいんです。
プールで遊ばせておくだけで泳げるようになる子も中にはいるでしょうが、適切な指導のもとくり返し練習をして、泳げるようになる子もたくさんいますよね。
それと同じで、同じクラスのあの子と同じように書けないからといって焦ってもしょうがないのだと、今は私も思います。
子供が低学年のころは、焦りまくりでしたが…
苦手かな?と思ったら、それでも作文を捨てることはできないのだとしたら、適切な指導を受けさせる。それだけのことだと思います。
うちの子供が受講して、効果に満足した作文の通信教育は、ブンブンどりむとZ会の作文です。
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どちらも、読書感想文の指導も手厚いです。無料で教材のサンプルをもらえるので、一度教材を手にとってみてはいかがでしょうか。