大学入試改革と小学生の作文にどんな関係があるの?
大学入試改革という言葉を、聞いたことがありますか?
まだ小学生なのに、大学入試の話なんて…と思わず、ぜひ読んでいただけたらと思います。
これから変わる大学入試は、小学生にも確実に影響してきます。
自分の考えを文章で人に伝える力は、今後とても重要になっていくみたいなんです。
大学入試改革ってどんなもの?
2020年度から実施される予定の新しい大学入試とは、どんなものなのでしょうか。
今は、大学入試センター試験と、学校ごとの二次試験という形で国公立大学や一部の私立大学の入学試験が行われています。
この大学入試センター試験が廃止され、
大学入学希望者学力評価テスト(仮称)
というものが、2020年度から行われる予定です。
- 知識・技能
- 思考力・判断力・表現力
- 主体性・多様性・協働性
いまの大学入試は、主に1をみる試験です。
新しい大学入試は、2を中心に、1や3の力もはかることができる試験に変えていこうとしているのだそうです。
現在行われている大学入試センター試験は、マークシート方式の試験です。
大学入学希望者学力評価テスト(仮称)は、マークシート方式と記述式が組み合わせられた形式になる予定です。
高大接続改革
大学入試改革は、高大接続改革とも呼ばれています。
一発勝負で知識の量を問う大学入試をやめて、高校での持続的な頑張りを評価しようという主旨の改革です。
高校の教育が大きく変わります。
それにともない、中学校、そして小学校の教育も当然大きく変わることになります。
小学校の授業がこう変わる
- 現在5〜6年生で行われている外国語活動が3〜4年生で行われるように
- 外国語科が5〜6年生の必修科目に
- 情報活用能力を養う教育
- プログラミング教育
- アクティブラーニング
アクティブラーニングというのは、先生が子供たちに一方的に教えるのではなく、子供たちが主体的に、人と協力して学ぶことです。
具体的には、グループで話し合ったり、発表しあったりしながら問題の解決方法を考えさせる授業が多くなります。
- 知識を活用して考える力
- 自分の考えを人に伝える力
- 答えが一つではない問題に直面した時の判断力
中学入試でも、このような力をはかる問題が多く出題されるようになってきています。
その傾向はこれからますます強くなっていく可能性が高いのだそうです。
今後作文が重要になるわけ
今後増える記述式の問題に対応できるように、ということがまずひとつにはあります。
また適性検査に作文がある公立中高一貫校を受検する方は、作文の力をつけることが当然必要です。
でもそれだけではありません。
作文を学ぶことで、言葉を使って考え、それを人に正しく伝える力を養うことができます。
これはすべての教科で行われるという、アクティブラーニングにも深く通じるものです。
人と協力して問題解決できる人になるために必要な力ともいえるでしょう。
こういったことから、人に読まれることを意識して文章を書く経験を積むことが、小学生にとってこれまで以上に大事になってくると考えています。
まとめ
大学入試改革にともなう教育全体の変化は、小学生にも大きな影響を与えることが確実です。
その中で、文章を書く力はこれまでよりずっと重視されるようになっていくでしょう。
- 作文は、苦手意識を持ってしまうとぬぐい去るのがむずかしい。
- 作文は短期間では上達しない。
- 文章を記述する力は、作文だけではなく、他の教科にも影響を与える。
このような理由から、作文は小学生から、コツコツと学習を続けていくことが大事だと思います。
良いテキストで学び、適切な添削指導を受ければ、うちの子のようにかなり作文が苦手だった子でも、目に見えて文章を書けるようになります。
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