小学校では何年生でどんな作文を書くのか

このページでは、小学生が、学校の授業や宿題で、どんなテーマで、どれぐらいの長さの作文を書くのかを、自分の子供の例で説明します。

うちの子供が、学校で今までどんな作文を、何年生ぐらいの時に書いていたかを思い出して記録してみます。(ちょっと記憶が薄れているところもあるのですが…)

何年生までに、どれぐらいの作文の力がついていたらいいのかな、と疑問に思う方もいると思います。学校によって、また担任の先生によってだいぶちがうとは思いますが、目安として参考にしていただけたらと思います。

小学生と作文

小学校では、低学年から作文を書く機会があります。

最初は短い文を考えて書くところから始まります。しだいに長い文章、複雑な文章を書くようになり、高学年になると、400字詰原稿用紙3枚以上などという作文を書くこともあります。

低学年の頃

小学校で初めて作文らしいものを書いたのは、1年生の冬でした。

「おたよりあのね」と表紙に書かれた黄色いノートが、新しい宿題のノートとして配られたのです。

このノートに週末の宿題として、今日あったできごとなど、先生に聞いてほしいことを、なんでも書くのです。

「せんせいあのね、きょうのばんごはんは、カレーライスだったよ。」

といった感じで、話し言葉でいいのです。人に伝える文章を書く、初めての学習でした。

覚えたばかりの文字を、大きな字で、一生懸命書いていましたね。内容もかわいくて…

この時のノートは、今も思い出として保管しています。

夏休みの宿題では、絵日記が出ていましたが、まだひらがなを習ったばかりという時期でしたので、文字を書くところは30字分ぐらいでした。

2年生の時も、きっと作文の宿題があるだろうなと思っていたのですが、担任の先生が変わり、作文が毎週の宿題として出ることはなくなりました。

学校で、行事の前後に、作文を書くことはあったようです。

また、理科で植物などの観察をした時に、気が付いたことを5行ぐらいの文章で書き、絵も描くということもやっていたと思います。(記憶が薄れていますが…)

夏休みの宿題では、やはり絵日記を何枚かかいた他、植物の観察日記も書いていました。

中学年の頃

3年生の時に、初めて新聞の形式で、調べたことをまとめて書くということをやっていました。

A4の紙1枚を、線で区切って、新聞のタイトルから考えて書くのです。

見出しを考え、イラストを入れ、クイズなどのお楽しみコーナーを考えて書いていた子もいました。

行事の前後や総合の時間に書く作文もありました。

例)

  • 運動会の前に「運動会でがんばりたいこと」というテーマで作文を書く。
  • 総合の時間にスーパーの見学に行った後「スーパーでお世話になった方たちへのお礼に手紙」を書く。

 

また、この年は作文の宿題が再び出ていました。このように、宿題は、同じ学校でも担任の先生によってだいぶちがうと思っていた方がいいみたいです。

自主学習の宿題もあり、これに絵日記や作文などを書くこともありました。

4年生の時は、また担任の先生が変わり、毎週の作文の宿題はなくなりました。自主学習ノートの宿題があったので、その中で絵日記や作文を書くことはありました。

新聞を、3年生の時よりも回数多く書きました。

3~4年生の頃、夏休みの宿題としては、コンクールに出品する作品に何か1つは取り組むことになっていました。2年生までは、必ずやることにはなっていませんでしたが、3年生では、絵か作文、書道、標語などのうちどれか一つは必ずやることとされました。(作文を選ぶ子は少なかったようですが…)

そして、夏休みに毎日書くものとして、「一行日記」がありました。一日一行、その日にあったこと等を書く日記でした。

中学年では、いろいろなテーマや形式で200字程度までの作文を書くことに慣れていくように学習を進めると、作文に関しては心配いらないと思います。

高学年の頃

高学年の時の担任の先生も、作文の宿題は出しませんでした。自主学習ノートの宿題はありました。

行事の前後の作文、新聞づくりの他、パソコンでプレゼンテーション資料を作り発表する、といった活動もしていたようです。

また、夏休みには、毎日の一行日記や夏休みのドリルの他、コンクール出品用の作品を、絵か書道を1作品、作文を1作品の2つは必ず提出するようにと決められました。選択可にすると、作文を選ぶ子が少ないので、高学年では作文も必須の宿題のひとつとされるわけです。

作文の長さは、コンクール出品用の作品では、高学年は400字詰め原稿用紙3枚程度とされている場合が多いです。夏休みなどのじっくり時間をかけられる時には、これぐらいの長さの作文に挑戦してほしい、ということだと思います。

高学年では、様々な形式やテーマで、400字程度までの作文を書き慣れるぐらいに学習しておくと、学校の授業や宿題で困るということはないでしょう。

参考・青少年読書感想文コンクール出品用作品の学年別文字数

1~2年生 800字以内
3~4年生 1200字以内
5~6年生 1200字以内

じっくりと時間をかけて書く場合は、これぐらいの長さの作文を構成してまとめる力がつくことが、努力目標と思っておけばいいのではないかと思います。(校外学習で作文をしっかりやっているお子さんじゃないと難しいとは思いますが。3年生ぐらいまでは特に)

公立中高一貫校の作文

また、公立中高一貫校の適性検査で課される作文の課題は、学校によって様々ですが、45分から60分という時間で400字から600字の作文を書くというパターンが比較的多いようです。

このあたりも、小学生の作文学習の努力目標として、目安になる数字ではないでしょうか。

まとめ

このように、小学生は、短いものから、しだいに長くて複雑な作文を書くようになっていきます。

問題なく書けるようなら、心配いらないのですが、どうも作文が苦手そうだなと思うような兆候があれば、早めに家庭学習で補強した方がいいと思います。

  • 学校の授業中に書くべき作文を書けずに、家に宿題として持ち帰ることが多い
  • 10行書くべきところを、2~3行しか書かずに提出していることが多い
  • 作文や日記の宿題に、やたらと時間がかかったり、自力ではできなかったりする

こういったことが多い場合は、補強してあげた方がいいです。

学校では、作文が苦手な子に、なかなか個別に指導まではしてくれませんので。

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小学生と作文

Posted by shino