Z会作文通信教育は難しいの?どんなことを学ぶの?
Z会の作文の通信教育について、実際に小学生の子供が受講した経験から、感想などを書いています。
このページでは、Z会の作文の専科では、どんなことを学べるのかを、ご紹介します。
実際の教材の中で取り組む問題の例をあげながら、くわしく説明していきます。
また、Z会というと、なんとなく難しいのではないかというイメージを持っている方もいるかと思いますので、難易度についても、感想を書いてみたいと思います。
→公式サイト Z会の通信教育 小学生コース
Z会通信教育小学生コース・作文専科で学べること
作文の専科では、まずテキストで学習し、その後添削課題に取り組みます。
テキストでは、表現力トレーニングというものを行い、その後、添削問題への準備として作文の書き方を学びます。
表現力トレーニング
ある月の表現力トレーニングの内容を一部ご紹介します。
- マラソン大会で3位になり、Aさんは喜んでいました。
- マラソン大会で3位になり、Bさんはとてもくやしがっていました。
AさんとBさんの2人に、それぞれどんな言葉をかけるかを考えましょう、という問題に取り組んでいました。
イラストのキャラクターが会話形式で、課題について考え、話し合います。それを読みながら、自分だったらどう考えるか、何を書くかを決めていきます。
添削課題の準備
これもある月の添削課題の準備を例としてご紹介します。
この添削課題の作文を書くための準備として、このように学習を進めていきます。
- 一年前の自分を思い出す。
- 思い出したことから、考えを広げ、深める。
- 作文に書きたいことを一つ選ぶ。
- 書く内容を考えながら、作文の構成をし、メモを作る。
- 作文の下書きをする。
1つの作文を書くために、10ページほど使って、くわしい解説を読みながらメモを作り、清書をしていきます。
言葉の力アップ問題
言葉や文法に関する練習問題に取り組みます。作文を書くために必要な言葉の知識が身につきます。
作文専科の難易度
Z会の作文専科の難易度についての感想ですが…
テキストを見て、文章がいっぱいだな、という印象を持つ方もいるかもしれません。
イラストや、会話形式の説明などが多く使われて、読みやすく、理解しやすくなるよう工夫された教材です。それでも、お試し教材で、内容を確認してから受講するかどうか決めることをおすすめします。
小学校5~6年生の子供が、自分で考えて書く作文としては、決して難しいテーマに挑戦するわけではありません。作文を書くことの楽しさを発見しやすいようなテーマが盛り込まれていると思います。
それでも、まったく書き出せない、というお子さんには、親も手伝ってヒントをあげる必要があるかもしれません。
作文ですので、正解、不正解はなく、採点されたり、順位がつけられたりするわけでもありません。その人なりの上達を目指します。
作文の通信教育を受ける目標は人それぞれです。
うちの場合は、「課題に合った内容の作文を、自分で思いついて書けるようになること」でした。
模範的な作文の例のように立派な作文が書けなくても、自分の目標に近づいていくことができればいいのではないかと思います。
何を書いたらいいのかわからない場合
作文の苦手なお子さんというのは、何を書くべきかわからない、ということが多いと思います。
- いろいろと、書くべきことが思い浮かんで、その中からどれを選んで書いたらいいのかわからない。
- 書くべきことが一つも思い浮かばない。
この2つのパターンがあると思うのですが、どちらかというと、2の方が深刻ですよね。
Z会のテキストでは、イラストのキャラクターが会話形式で、課題について考え、話し合います。それを読みながら、自分だったらどう考えるか、何を書くかを決めていくのです。
質問形式で問いかけてくれたり、例えば…と具体的に例を示してくれたり、いろいろとヒントを出してくれます。
うちの子も、何も書くことがないと言うタイプですが、こういったヒントを頼りにテキストに書きこんでいきながら、書くべきことが見えてくるようでした。
何を書いたらいいかどうしても思いつけない時は、テキストの中のキャラクターが言っている作文の例と、ほとんど同じことを書いてもいいことにしていました。ただし丸写しはしないで、読んで理解したら、テキストを見ずに自分にあてはめて書くことにしていました。
Z会の作文専科の難易度についての感想をまとめると…
特に難しい課題に取り組むわけではないが、作文があまり得意ではないお子さんの場合は、慣れるまでは親が手伝った方がいい場合もある。
この学年で書いておきたい作文のテーマを一通り書くことができるので、学校で作文を書く時に「以前Z会で似たようなテーマの作文を書いたことがある」ということも多くなるはずです。
つまり、作文のネタをストックすることができるんです。苦手な子ほど、いろんなテーマで作文を書く経験を積んだ方がいいというのは、そういうねらいもあります。
公立中高一貫校作文専科で学べること
6年生で選択できる、公立中高一貫校作文の専科については、こちらの記事に詳しく書いていますので、よかったらお読みください。
まとめ
5年生と6年生を対象とした、Z会通信教育の作文の専科について、どんなことを学ぶのか書きました。
作文があまり得意ではないうちの子供が取り組む時のことを例にあげて、難易度についても解説してみました。
いろいろなテーマの作文を書くことによって、作文を書く力がついてきます。
作文を書き出せなかったうちの子は、自力で書き出せるようになりました。
もともと作文が得意なお子さんならば、よりテーマに合った作文を書くこと、考えを深めること、表現を工夫することなどを目標にしていくのだろうなと思います。
小学生にとってとても大事で、なのに学校では十分に指導を受けることができない作文は、できれば家庭学習で補いたいものです。
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